東京都がインターナショナルスクールをプッシュ!
- lotusandharmony
- 6 日前
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更新日:5 時間前

うちの子もグローバル人材に育てたい!
と、子育ての過程で思う保護者は多いと思います。
私は英語教室を運営していると同時に、二人の息子の母親でもあり、もちろん息子たちにも英語は身に着けてほしいと思っています。私のような英語環境/グローバル視点を幼児期から取り入れたい保護者にとって、インターナショナルスクールは魅力的な選択肢ですが、いざ本格的に検討する前に、入り口として読んで頂ければ幸いです。
というのも、最近、東京都は、グローバル人材や外資企業の誘致、都市競争力強化の観点から、国際教育環境の整備を急速に&アピール満点で進めています。
10月に、英語・日本語両対応の「インターナショナルスクール・ポータルサイト」を立ち上げ、インターナショナルスクールの情報提供を強化!
これは日本人家庭にも「グローバルに対応できる教育環境が近くにあるよ」というメッセージを発信するものと言えます。ささやかですが私も英語教育に携わる身としては、「素晴らしい!」と素直にウキウキします^^!
何よりも、費用!!教育者、置いといて保護者目線で考えること<学費>
芸能人やスポーツ選手、大規模事業主や医者といったセレブ層でないと、インターナショナルスクールには入れられない、というのが暗黙の定説(笑)と言えますが、その理由はそれだけ学費が高いことにあります。特に、外国資本もしくは英語主体のインターナショナルスクールでは年間授業料だけで数百万円というケースが珍しくありません。以下は一例ですが・・
実例1:Tokyo International School(東京都港区)
年間授業料(Kindergarten–Grade 2): ¥2,850,000、建物維持費等¥150,000。年間合計約 ¥3,000,000。
年間授業料(Grade 10–11): ¥3,150,000 + 建物維持費¥150,000 ⇒ 約 ¥3,300,000/年。
入学・登録料・開発費などの初年度のみの一時費用もあり、新入生では申請料 ¥30,000、登録料 ¥300,000、開発費 ¥900,000。合計 ¥1,230,000 が別途必要。
実例2:K. International School Tokyo(東京都江東区)
年間授業料:幼稚園・小学校~中学校相当で、年間約 ¥2,802,000。https://www.international-schools-database.com/in/tokyo/k-international-school-tokyo/fees
当然、諸費用も
インターナショナルスクールに出願し(オンライン)、入学を申し込む場合、必要事項を入力し、子どもの年齢によって英語のレベルを見る考査があります。出願(考査)料金はだいたい3万円以上、年度によって確認する必要があります。インターナショナルスクールに関わる最初の支払です。また上記で紹介したTIS初年度の初期費用例は、他の学校でも通例だと思います。初年度はおおよそ400万弱、という見積になりますね。
通学となったら、いわゆる学校生活にかかる経費、授業料以外にバス通学費・ランチ費・制服費・遠足、修学旅行やイベント用の徴収など“隠れコスト”も相当数ありますから、相当、教育費に余裕がある世帯でないと、楽しいインター学校生活は送れない、のが実情です。
検討する価値ありの世帯も、“費用対効果”を冷静に。
私は職業柄、過去に勤めていたインターナショナル幼児園やプリスクールで、インターナショナルスクールに進学するお子さんをたくさん見てきました。結論から言うと、
①外国人世帯⇒いずれ母国/どこか外国に帰る・移る世帯⇒インターナショナルスクールに行くべき(なぜなら日本の義務教育では使える英語が身につかないから)
②日本人世帯⇒将来外国に引っ越す、外国の大学を目指す子⇒インターナショナルスクールに行ってもいい(が、日本の教育機関で英語を特に訓練すればそれでも良い)
③日本人世帯⇒外国に住む予定はなし⇒インターナショナルスクールに行かないほうがいい・・かも
その理由!
●母国語が育たず、論理的思考ができなくなる。思考力・会話力どちらも弱いまま大人になってしまう(もちろん、断言は良くないです!あくまでも可能性、個人の考えや継続的な努力によって変わります!)
●インターナショナルスクールに通わずとも英語力は身に着けることができるし、費用を別に回せます(留学、英語教室、チューター、旅行など)
●英語環境/グローバル視点を幼児期から取り入れたい家庭にとって、インターナショナルスクールは魅力的な選択肢ですが、学校生活を送る子ども本人の未来をリアルに考えるスタンスが必須ですね!
この記事が、お子様の英語環境・教育を真剣に考える方の参考に、少しでもお役に立てたら幸いです♪ (note掲載の記事を一部編集しています。転載はお断りいたします)
参考サイトURL(英語サイト)


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